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SAL1650 (DT 16-50 / F2.8) (DT 16-50mm F2.8 SSM)
4-8
4-5.
像点移動量/フランジバック
(f F)
の確認/調整
使用機器
•
1000 mm
コリメータ
•
フランジバック測定器
•
A
マウントアタッチメント
•
フランジバックゲージ
(43.50 mm)
•
ボンド
(B-10)
4-5-1. 像点移動量/フランジバック (f F) の確認
1.
準備
1)
「
4-3.
光軸の確認
/
調整」の「
1.
準備」を実行する。
2.
像点移動量(焦点距離)の確認
1)
ズームを
Tele
端
(50 mm)
にセットする。
2)
フランジバック測定器のノブを回転させて,
44.56 mm
にセットする。
3)
フォーカスリングを近端から回転させて,ピントを合わせる。
4)
ズームを
TELE
→
WIDE
,
WIDE
→
TELE
に回して,各焦点距離において規格値を満足していることを確認する。
注意
:
フォーカスリングは回転させないでください。
規格値
:
焦点距離
f (mm)
フランジバック値
f F (mm)
50
44.56
±
0.1 (44.46 - 44.66)
35
24
16
44.56
±
0.06 (44.50 - 44.62)
Table
4-5-1
5)
被検レンズのフランジバック値
(f F)
が
Table 4-5-1
の規格値を満足していない場合は,「
4-5-2.
像点移動量/フランジバック
(f F)
の調整」
を行う。
3.
フランジバック
(f F)
確認
1)
ズームを
TELE
端
(50 mm)
,フォーカスをオーバー無限端にして,規格値を満足していることを確認する。
2)
フランジバック測定器のノブを回転させてピントを合わせる。
3) Table 4-5-2
の規格値を満足していることを確認する。
規格値
(オーバー無限端)
焦点距離
f (mm)
フランジバック値
f F (mm)
50
46.27
±
0.15 (46.12
∼
46.42)
Table
4-5-2
4)
被検レンズのフランジバック値
(f F)
が
Table 4-5-2
の規格値を満足していない場合は,「
4-5-2.
像点移動量/フランジバック
(f F)
の調整」
を行う。
4-5-2. 像点移動量/フランジバック (f F) の調整
1.
準備
1)
「
4-5-1.
像点移動量/フランジバック
(f F)
の確認」
を行い,
各焦点距離でのフランジバック
(f F)
が
Table 4-5-1
の規格を満足していな
いことを確認する。
2.
調整方法
1)
ズームを
TELE
端
(50 mm)
に,フォーカスをオーバー無限端にセットする。
2)
フランジバック測定器のノブを回転させピントを合わせ,フランジバック値を読み取る。
(読み値
:
f t
)
3)
手順
2
)の結果に応じて,以下の計算式により
2
群調整ワッシャーの増減量を求める。
TB = (f t - 46.27)/2.8
TB
:
2
群調整ワッシャーの増減量
f t
:
Tele
端
(50 mm)
,オーバー無限のフランジバック値
4)
手順
3
)の結果に応じて,
2
群調整ワッシャーを増減する。
・
TB
の値が正
(+)
の場合,
2
群調整ワッシャーの厚みを増やす。
・
TB
の値が負
(-)
の場合,
2
群調整ワッシャーの厚みを減らす。
1群押さえ環
1群Assy
1群Assy
1群調整ワッシャー
2群調整ワッシャー
G4マスク
Fig.
4-5-1
2
群調整ワッシャー
部品コード
厚み
t (mm)
4-299-303-01
0.2
4-299-303-11
0.1
4-299-303-21
0.05
4-299-303-31
0.03
4-299-303-41
0.02
Table
4-5-3
5)
ズームを
TELE
端
(50 mm)
,
フォーカスを近端にセットする。
6)
フランジバック測定器のノブを回転させて,
44.56 mm
にセットする。
7)
フォーカスリングを近端から回転させ,ピントを合わせる。
8)
ズームを
Wide
端
(16 mm)
にセットする。
この時,フォーカスリングは回転させないこと。
9)
フランジバック測定器のノブを回転させてピントを合わせ,このときのフランジバック値を確認する。
(読み値
:
f w
)
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