DEV-30, DEV-50, DEV-50V (serv.man2) - Sony Movie Service Manual (repair manual). Page 13

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DEV-30/50/50V_L2
1-9
1-5.  自己診断機能
1-5-1. 自己診断機能について
本機の動作に不具合が生じたとき,自己診断機能が働き,ビュー
ファインダに,どう処置したらよいか判断できる表示を行いま
す。「自己診断表示」と「サービスモード表示」の2つの表示があ
ります。自己診断機能については取扱説明書にも掲載されてい
ます。
1-5-2. 自己診断表示
本機の動作に不具合が生じたとき,ビューファインダのカウン
タ表示部分がアルファベットと数字の4桁表示になり,3.2Hzで
点滅します。この5文字の表示によって対応者分類および不具
合の生じたブロックの分類,不具合の詳細コードを示します。
0 0
C
2
3
対応者分類 
「1-5-3. 自己診断コード表」を参照 
対応方法の違いにより分類 
例 
 
 
 メモリーカードをフォーマットする 
3
1
32 ・・ ・電源を入れ直す 
ブロック分類 
詳細コード 
3.2 Hz点滅 
C  :お客さま自身で対応 
E  :サービスエンジニア 
 
で対応 
ビューファインダ
1-5-3. 自己診断コード表
自己診断コード
症状/状態
対応/方法


ブロック
機能
詳細
コード
C
0
4
0
0
標準以外のバッテリを使用している
インフォリチウムバッテリを使用する。
C
0
6
0
0
バッテリが高温になっている
バッテリを交換するか, バッテリを涼しいとこに置く。
C
1
3
0
1
フォーマットしていないメモリー
カードを入れた
メモリーカードが壊れている
メモリーカードをフォーマットする。
新しいメモリーカードに交換する。
C
1
3
0
2
アクセスエラー
電源を外し,再度入れ直してから操作する。
C
1
3
0
3
アクセスエラー (外部メディア)
電源を入れ直す。
C
1
3
0
4
ドライブの異常 (外部メディア)
電源を入れ直す。
C
E
3
2
6
1
6
0
0
0
フォーカスが合いにくい
(フォーカスの初期化ができない)
操作スイッチの電源を入れ直す。
復帰しない場合,レンズブロックのフォーカスセンサー信号
(LD-1009基板CN5002 ekピンおよびLD-1010基板CN5102 ek
ピン)を点検する。
異常なければフォーカスモータ駆動回路(VC-1016基板IC5501
およびIC5701)を点検する。
E
2
0
0
0
フラッシュメモリが書き換えられて
いる
フラッシュメモリのデータを元の値に戻す。(注意1)
E
3
1
0
0
ドライブの異常
電源を入れ直す。
注意1:  Adjust StationからAdjust Manualを起動させて
「DESTINATION DATA WRITE」を参照してください。
注意2:  *マークのコードは本機には実装されていない機能です。
(                                           )
– JAPANESE –
自己診断コード
症状/状態
対応/方法
ブロック
機能
詳細
コード
E
6
1
1
0
ズーム動作の異常(ズームレン
ズの初期化ができない)
ズームレバーを操作したときにズーム動作をすれば,レンズブロッ
クのズームセンサー信号(LD-1009基板CN5002 egピンおよびLD-
1010基板CN5102 egピン)を点検する。
ズ ー ム 動 作 を し な け れ ば ズ ー ム モ ー タ 駆 動 回 路(VC-1016基 板
IC5701)を点検する。
E
6
1
1
1
フォーカス,ズーム異常
自己診断コードC:32:60とE:61:10の両方を点検する。
E
6
1
3
0
ステッパIRISイニシャル時リセッ
ト位置検出異常
電源を入れた状態で,バッテリまたは電源ケーブルをはずして付け直す。
その際,レンズ内のアイリス羽根が動作していることを確認する。
アイリス羽根が動作してない場合は,レンズドライブブロックのア
イリスモータ駆動信号(LD-1009基板CN5002 wg,whピンおよびLD-
1010基板CN5102 wg,whピン)を点検する。
アイリス羽根が動作する場合は,アイリス羽根が完全に閉じきること
を確認し,以下の内容を確認する。
・  アイリス羽根を正常に閉じることができない場合レンズブロックを
交換する。
・  アイリス羽根は正常に閉じているが,E:61:30が出る場合レンズブ
ロックとの通信ができているかを確認する。
・  正 常 に 画 面 が 出 て い な い 場 合 は,CM-123基 板  (MAIN/SUB) 
CN6702とVC-1016基板CN1011またはCN1014がFP-2134または
FP-2135フレキシブル基板で正しく接続されているかを確認する。
・  正常に画面が出ている場合レンズブロックを交換する
E
6
2
0
0
手振れ補正が効きにくい(PITCH
角速度センサ出力張り付き)
PITCH角速度センサ(MS-1012基板SE7501)周辺回路を点検する。
E
6
2
0
1
手振れ補正が効きにくい(YAW角
速度センサ出力張り付き)
YAW角速度センサ(MS-1012基板SE7501)周辺回路を点検する。
E
6
2
0
2
手振れ補正用ICの異常
「1-6-1. E:62:02(手振れ補正用ICの異常)が出た場合」を参照。
E
6
2
0
3
手振れ補正用ICとマイクロコン
トローラーとの通信異常
手振れ補正回路(VC-1016基板IC5501)を点検。
E
6
2
0
4
Active手振れ補正時の画ゆれが補
正できない
(角速度センサ出力張り付き)
画ゆれ検出角速度センサ(LD-1009基板SE7701) 周辺回路を点検する。
E
6
2
1
0
シフトレンズ初期化異常
レンズブロックを交換する。(注意3)エラーが再度発生する場合は, 
VC-1016基板を交換する。
E
6
2
1
1
シフトレンズオーバーヒート
(PITCH)
「1-6-2. E:62:11(シフトレンズオーバーヒート(PITCH))が出た場合」
を参照。
E
6
2
1
2
シフトレンズオーバーヒート
(YAW)
「1-6-3. E:62:12(シフトレンズオーバーヒート(YAW))が出た場合」
を参照。
E
6
2
2
0
サーミスタの異常
「1-6-4. E:62:20(サーミスタの異常)が出た場合」を参照。
E
9
1
0
1
フラッシュの充電異常
電源を入れ直す。
E
9
1
0
2
フラッシュユニットの異常
電源を入れ直す。
E
9
1
0
3
フラッシュユニットの温度検出異常 電源を入れ直す。
E
9
2
0
1
(バッテリーの) 電流値が最大放電
電流を超えた
バッテリ残量に依存する場合があるので,バッテリ残量を確認する。次
にバッテリを交換して症状が出るか確認する。バッテリを交換しても症
状が出る場合は,エラー発生後に電源が切れてしまうため,分解して確
認する。DCジャック
(J901)
を接続した状態(最小限の接続) でDC / DC
コンバータ(VC-1016基板 IC4301) の各チャンネル出力を確認する。
E
9
4
0
0
フラッシュメモリの書込み/消去
動作不良,バックアップ不良
CPU (VC-1016基板IC1301,IC1601) のOneNANDを点検する。
E
9
4
0
1
フラッシュメモリ内部異常
電源を入れ直す。
E
9
4
0
2
BGMデータ異常
CPU(VC-1016基板IC1301)を点検する。
E
9
5
0
0
GPSハード異常
DEV-50V:  GPSモジュールのフレキシブルケーブルが切れていないか,
また完全に挿入されているかを点検する。フレキシブルケーブルに問
題がない場合は,GPSモジュールの点検または交換をする。
E
9
6
0
0
地図領域マウント異常
DEV-50V: VC-1016基板を点検または交換する。
E
9
7
0
0
プロジェクタハード異常
電源を入れ直す。
注意3:  レンズブロックを交換した場合は,Adjust StationからAdjust Manualを起動させて必要な調整項目を実施すること。
調整後は手振れ補正ONの状態にして,手持ち動作で手振れ補正が適切に動作していることを確認する。
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