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5-17
SAL70200G2 (2.8/70-200 G SSM Ⅱ) (70-200mm F2.8 G SSM II)
5-8-2. MR調整・検査
1.
検査方法
1) [Start[Ent]]
をクリックする。
2)
周波数入力画面が表示されるので,超音波モーター(ステーター)のフレキに書かれた数値(上
3
桁)を入力する。
例:
フレキに記載された値が「
207
」の場合
207076
Fig.
5-8-12
3) [MR
調整・検査
]
で問題が無ければ
[OK]
が表示される。
Fig.
5-8-13
4) [NG]
が表示された場合は「
2.
調整方法(
MR
センサーの高さ調整)」を行う。
2.
調整方法(
MR
センサーの高さ調整)
[MR
調整・検査
]
で
NG
となった場合は,以下の手順で
MR
センサーの高さ調整を行ってください。
1)
厚さ
0.07 mm
の
MR
スペーサー
1
枚だけにして
MR
センサーを取り付ける。
MR
スペーサー
部品コード
厚み
(mm)
4-450-989-01
0.05
4-450-989-11
0.07
4-450-989-21
0.10
4-450-989-31
0.20
Table
5-8-1
MR
センサー
MR
スペーサー
Fig.
5-8-14
2)
レンズ調整プログラムの
[MR
取り付け・波形検査(手動)
]
をクリックすると波形図画面が表示される。
3)
フォーカスを操作して波形の変化を確認する。
Fig.
5-8-15
4)
内側の円よりも波形が大きく出ることを確認して
[OK]
をクリックする。
注意:
波形は必ずウインドウの中心に表示されるわけではありません。
画面上で位置が中心にない場合でも,内側の円よりも大きく表示されていれば問題ありません。
5)
波形が内側の円より大きく出ない場合は,
MR
スペーサーの厚みを増やして波形が内側の円より大きくなるまで手順
2
∼
4)
を繰り返し,波
形が正常になったときの
MR
スペーサーの合計厚を最低値Aとする。
注意:
MR
スペーサーの厚みは
0.10 mm
,
0.12 mm
,
0.15 mm
…と徐々に増やしてください。
6)
手順
5)
で求めた最低値Aに
0.40 mm
分の
MR
スペーサーを追加する。
7)
再度,波形が正常に出ることを確認する。
波形が内側の円より大きく出ない場合は,追加した
MR
スペーサーの厚みを減らして波形が内側の円より大きくなるまで測定を繰り返し,
波形が正常になったときの
MR
スペーサーの合計厚を最高値Bとする。
注意:
MR
スペーサーの追加分は
0.40 mm
,
0.37 mm
,
0.35 mm
…と徐々に減らしてください。
8)
手順
5)
と手順
7)
で求めた最低値Aと最高値Bを元に次の式から
MR
スペーサー厚を算出し,
MR
スペーサーの厚みを決定する。
MR
スペーサー厚(計算値C)
= (
最低値A
+
最高値B
) / 2
注意:
使用する
MR
スペーサーは計算値
C
との誤差が以下の許容値内に収まるよう組み合わせてください。
許容誤差:
使用する
MR
スペーサー厚合計
- MR
スペーサー(計算値
C
)
= -0.00
∼
+0.04 mm
例)最低値A
= 0.17 mm
,最高値B
= 0.44 mm
の場合
MR
スペーサー厚(計算値C)
= (0.17 mm + 0.44 mm) / 2 = 0.305 mm
使用
MR
スペーサー:
0.20 mm x 1, 0.07 mm x 1, 0.05 mm x 1
(合計
0.32 mm
)
9
)
手順
8)
で求めた使用
MR
スペーサー厚の合計が
0.15 mm
以下または
0.40 mm
以上の場合は,
MR
センサーを交換して手順
1)
からやり直す。
10)
調整完了後,
MR
センサーのねじ
2
本の頭部にボンド(
B-10
)を塗布する。
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