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4-13
SAL50F14Z (Planar 1,4/50 ZA) (Planar T*50mm F1.4 ZA SSM)
3.
調整方法
1)
「
2.
確認方法」の測定結果から,以下の計算式より超音波モーター高さを求める。
測定結果
= A
X = A - (3.2 +
基板の下
3
桁に記載された値
)
• X
の値が負(
-
)の場合
: X
の値分
SSM
調整ワッシャーの厚みを減らす。
• X
の値が正(
+
)の場合
: X
の値分
SSM
調整ワッシャーの厚みを増やす。
規格値:
X
の値
-
ワッシャーの厚み合計
=
±
0.05 (mm)
以内
例
: A
の値が
4.35 mm
,基板の下
3
桁に記載された値が
088
の場合
4.35 - (3.2 + 0.88) = 0.27
よって
0.27 mm
相当の
SSM
調整ワッシャーの厚みを増やす。
200088
20
0088
板(加圧板),
SSM
SSM
押さえシート
SSM
調整ワッシャー
Fig.
4-8-4
SSM
調整ワッシャー
部品コード
厚み(
mm
)
4-462-388-01
0.1
4-462-388-11
0.188
Table 4-8-1
2) SSM
高さ調整測定治具および
SSM
高さ調整治具を取り外す。
3)
スプリング(モーター)の谷部をステ−タのフレキを避けて組み付ける。
4) SSM
押さえ板の切り欠きをフォーカスストッパーピンに合わせて
SSM
押さえ板を取り付ける。
注意
:
ステ−タ,ローター,シート(中)
(モーター),シート(下)
(モーター),スプリング(モーター)は同梱品をセットで使用してください。
5) SSM
押さえ板を反時計方向に約
30
°回す。
6)
フォーカスストッパーピン
, SSM
押さえ板
,
直進環を固定するようにボンド
(B-10)
を塗布する。
4-9.
レンズ調整プログラムの導入
4-9-1. レンズ調整プログラム(ActuatorCheckerSSM)の導入
使用機器
•
パーソナルコンピュータ
•
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.zip
)
•
完成検査治具Ⅱ
注意
1:
パーソナルコンピュータは
Windows Vista/7
が正常に動作し,
USB
接続が可能であること。
注意
2:
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.zip
)は各
HQ
から入手してください。
1.
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.zip
)の保存
1)
レンズ調整プログラム(
ACSSM-S-VerX.XX.zip
)を解凍する。
2)
「
ACSSM-S-VerX.XX.exe
」を任意のフォルダに保存する。
注意
:
「
ACSSM-S-VerX.XX.exe
」のバージョンは更新されることがあります。
4-9-2. 完成検査治具Ⅱ接続およびレンズ調整プログラム(ActuatorCheckerSSM)の起動
注意
1:
この手順を実施する前に「
4-9-1.
レンズ調整プログラム(
ActuatorCheckerSSM
)の導入」が完了している事を確認してください。
注意
2:
完成検査を行う場合,レンズを横に倒した状態(立てた状態にしない)で行ってください。
使用機器
•
パーソナルコンピュータ
•
完成検査治具
II
注意:
コード類は付属されておりません。
• AC
コード(市販品)
• RS232C
ケーブル(
D-Sub9
ピン(オス・固定ねじ付き),
D-Sub9
ピン(メス・固定ねじ付き))ストレートタイプ(市販品)
• USB to
シリアルケーブル(
D-Sub9
ピン(オス))
(市販品)
• M-BOX-JIG (J-6082-722-A)
(完成検査治具(
J-6082-645-A
)に付属されているものでも使用可能)
•
レンズ調整プログラム(
ActuatorCheckerSSM.zip
)
1.
接続方法
使用機器および,被検査レンズを
Fig. 4-9-1
のように接続する。
注意
:
完成検査治具
II
を接続していない状態では,
「
ActuatorCheckerSSM
」は起動できません。
•
完成検査時
完成検査治具
II
ACコード
D-sub9ピン:オス
D-sub9ピン:メス
RS232Cケーブル
USB to シリアルケーブル
レンズ
Fig.
4-9-1
2.
レンズ調整プログラム(
ActuatorCheckerSSM
)の起動
1)
パーソナルコンピュータおよび完成検査治具
II
の電源を入れる。
2)
「
ACSSM-S-VerX.XX.exe
」を任意のフォルダより起動する。
注意:
•
初めて使用するときには,
下記の画面
(Fig. 4-9-2)
が表れます。
ログイン画面に現れる
Com/User Characteristic Number
と,パーソナルコンピュータのメーカーおよび型番から
,
パスワードを
HQ
に問い合わせる必要があります。
例
Com/User Characteristic Number
:
iYdDZfq9q
パーソナルコンピュータ
:
SONY PCV-RZ33P
•
一度ログインした
PC
では,以後パスワードの入力は不要となります。
(パスワード入力画面も表れません。)
•
パーソナルコンピュータもしくは完成検査治具
II
を変えた場合,
Com/User Characteristic Number
とパスワードが変わります。そのため,
起動時に再度パスワード入力画面からパスワードの入力が必要となります。
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