SAL30M28 - Sony Digital Camera Service Manual (repair manual). Page 40

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SAL30M28 (DT 2.8/30 MACRO SAM) (DT 30mm F2.8 Macro SAM)
4-5
4-3-1. 光軸の確認
1) 
フランジバック測定器に被検レンズを取り付け,
1000 mm
コリメータを設置する。
 
1000 mmコリメータ
被検レンズ
 Fig. 
4-3-3
2) 
被検レンズのフォーカスリングを ∞(無限遠)指標または∞(無限遠)側の当たり に設定して顕微鏡を覗き,チャート像が中央
に見えるように光軸を合わせる。
3) 
顕微鏡を覗きながらフランジバック測定器のノブを回転させ,ピントが合う位置で止める。
 
また,同時に光軸の見え方を確認する(
Fig. 4-3-4
参照)。
注意
:
 
図は一例を示しています。実際のチャートの見え方とは異なる場合があります。
 
最良の状態
センターブレおよびアス
フランジバック測定器のダイヤルを回して
ピント合わせを行うと,チャート像がずれる。
 Fig. 
4-3-4
4) 
下記手順
(1)
(6)
を行い,
 AS
値および
CB
値が規格値以内かどうかを確認する。
 
注意
:
 
規格値が「
CB
」のみの場合は,手順(1)∼(3)は必要ありません。
 AS: 
 
リングチャートにピントをあわせた時,リングチャート像のフレアーが十字方向に分かれて見える現象。
(Fig. 4-3-5 (a))
(1) 
チャート端の二点
(
ほぼ対称の位置
)
におけるフレアーが最も少なくなる位置(
Fig. 4-3-5 (b)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイ
ヤルゲージの値を読み取る。
 <A>
(2) 
上記
(1)
の位置に対して
90
°位相をずらしたチャート端の二点におけるフレアーが最も少なくなる位置(
Fig. 4-3-5 (c)
矢印)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲージの値を読み取る。
 <B>
(3) AS
値を算出(
<A>
<B>
の差分絶対値)し,規格値以内かどうかを確認する。
 AS
 = <A> - <B>
 CB:
 
リングチャートにピントをあわせた時,リングチャート像の一方向のフレアーが大きく尾を引いて見える現象。
(Fig. 4-3-5 (d))
(4) 
最大フレアー側のチャート端で最もピントが合う位置(
 Fig. 4-3-5 (e)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲージの値を読
み取る。
 <C>
(5) 
最大フレアーと
180
°反対側のチャート端で最もピントが合う位置(
 Fig. 4-3-5 (f)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲー
ジの値を読み取る。
 <D>
(6) CB
値を算出(
<C>
<D>
の差分絶対値)し,規格値以内かどうかを確認する。
 CB
 = <C> - <D>
 
(1)
(1)
(2)
(2)
(5)
(4)
AS
E
D
F
H
G
I
CB
 Fig. 
4-3-5
規格値
CB(
センターブレ
)
0.08
AS(
軸上アス
)
0.05
 Table 
4-3-1
5) 
光軸が規格値を満足していない場合は,
4-3-2. 
光軸の調整」を行う。
6) 
規格値を満足している場合,
4-4-1. 
投影解像力の確認」を行う。
4-3-2. 光軸の調整
1. 
前群後群組立の交換を行う。
前群後群組立
フィルターねじ枠
外筒
 Fig.4-3-6
2. 
再度,
4-3-1. 
光軸の確認」を行う。
3. 
規格値を満足している場合,
4-4-1. 
投影解像力の確認」を行う。
4-1-2. 
調整手順
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