HDR-XR150, HDR-XR150E, HDR-XR155E (serv.man2) - Sony Movie Service Manual (repair manual). Page 6

Read Sony HDR-XR150 / HDR-XR150E / HDR-XR155E (serv.man2) Service Manual online

HDR-XR150/XR150E/XR155E_L2
1-2E
1-1.   修理時の電源供給について
本機では,安定化電源(8.4Vdc)からバッテリ端子に電源を供給した場合,約10秒後にシャットオフし,動作しなくなります。
これを避けるため,下記の方法を用いてください。
方法:
ACアダプタを使用する。
1-2.  VC-590基板交換時の注意
基板交換時は下記の仕向書き込みとUSB SERIAL SAVEが必要です。
仕向けデータ
補修用基板と交換する時,補修用基板に書かれている仕向けデータは元の設定と違っている場合があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「Destination data write」を実行させてください。
基板を交換した後,内蔵メモリーのエラーがディスプレイに表示される事があります。
この場合は,[DESTINATION DATA WRITE] を実行することでエラーが解消されます。
エラーが解消されない場合は,[DESTINATION DATA WRITE] と共に内蔵メモリーをフォーマットしてください。
USBシリアルセーブ
補修用基板と交換する時,交換前の基板よりUSBシリアルNo.を取得してください。
データの取得はAdjust StationからAdjust Manualを起動させて「USB SERIAL SAVE」を実行させてください。
USBシリアルNo.
セットは,1台毎に異なる固有のID(USB Serial No.)を書き込んだ後,出荷されています。
新品の補修用基板には,このIDが書き込まれていないので,基板交換後にIDを入力する必要があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「USB serial No. input」を実行させてください。
1-3.  自己診断機能
1-3-1. 自己診断機能について
本機の動作に不具合が生じたとき,自己診断機能が働き,LCD画面に,どう処置したらよいか判断できる表示を行います。「自
己診断表示」と「サービスモード表示」の2つの表示があります。自己診断機能については取扱説明書にも掲載されています。
1-3-2. 自己診断表示
本機の動作に不具合が生じたとき,LCD画面のカウンタ表示部分がアルファベットと数字の4桁表示になり,3.2Hzで点滅し
ます。この5 文字の表示によって対応者分類および不具合の生じたブロックの分類,不具合の詳細コードを示します。
1 1
C
1
3
対応者分類
「1-3-3.自己診断コード表」
を参照
対応方法の違いにより分類
例 31・・・テープを入れ直す
32・・・電源を入れ直す
ブロック分類
詳細コード
3.2Hz点滅
C:お客さま自身で対応
H:販売店で対応
E:サービスエンジニア
で対応
LCD画面
C : 3 1 : 1 1
1 1
C
1
3
対応者分類
「1-3-3.自己診断コード表」
を参照
対応方法の違いにより分類
例 31・・・テープを入れ直す
32・・・電源を入れ直す
ブロック分類
詳細コード
3.2Hz点滅
C:お客さま自身で対応
H:販売店で対応
E:サービスエンジニア
で対応
LCD画面
C : 3 1 : 1 1
– JAPANESE –
1-3-3. 
自己診断コード表
自己診断コード
症状/状態
対応/方法


ブロック
機能
詳細
コード
C
0   4
0   0
標準でないバッテリを使用している
インフォリチウムバッテリを使用する。
C
0   6
0   0
バッテリが高温になっている
バッテリを交換するか、バッテリを涼しいところに置
く。
C
1   3
0   1
フォーマットしていないメモリー
カードを入れた
メモリーカードが壊れている
メモリーカードをフォーマットする。
新しいメモリーカードに交換する。
C
1   3
0   2
アクセスエラー
電源を外し,再度入れ直してから操作する。
E
2   0
0   0
フラッシュメモリが書き換えられて
いる
フラッシュメモリのデータを元の値に戻す。(注意)
E
6   1
0   0
フォーカスが合いにくい
(フォーカスの初期化ができない)
タッチパネルでフォーカス操作をしたときにフォーカ
ス動作をすれば,レンズブロックのフォーカスリセッ
トセンサ(VC-590基板CN1003 
1 ∼ 4, qk
ピン)を点
検する。フォーカス動作をしなければフォーカスモー
タ駆動回路(VC-590基板IC5306)を点検する。
E
6   1
1   0
ズーム動作の異常(ズームレンズの
初期化ができない)
ズームレバーを操作したときにズーム動作をすれ
ば,レンズブロックのズームMRセンサ(VC-590基板
CN1003 
qf, wa ∼ wf
ピン)を点検する。
ズーム動作をしなければズームモータ駆動回路
(VC-590基板IC5306)を点検する。
E
6   1
1   1
フォーカスレンズ初期化異常,ズー
ムレンズ初期化異常の同時発生
自己診断コード
E:61:00
とE:61:10の両方を点検
する。
E
6   2
0   0
手振れ補正が効きにくい
(PITCH角速度センサ出力張り付き)
PITCH角速度センサ(MS-431基板SE6602)周辺回路を
点検。
E
6   2
0   1
手振れ補正が効きにくい
(YAW角速度センサ出力張り付き)
YAW角速度センサ(MS-431基板SE6603)周辺回路を点
検。
E
9   2
0   1
(バッテリーの)電流値が最大放電電
流を超えた
バッテリ残量に依存する場合があるので,バッテリ残
量を確認する。
次にバッテリを交換して症状が出るか確認する。
バッテリを交換しても症状が出る場合は,エラー発
生後に電源が切れてしまうため,分解して確認する,
VC-590基板にMS-431基板をFP-1185 (VC-MS) フレキ
シブル基板で接続し,DC/バッテリハーネスをVC-590
基板に接続した状態 (最小限の接続) でDC / DCコン
バータ (VC-590基板IC4701) の各チャンネル出力を確
認する。
E
9   4
0   0
フラッシュメモリの書込み/消去動
作不良
フラッシュメモリ(
VC-590
基板 
IC8101
)を点検する。
E
9   4
0   2
BGM データ異常
フラッシュメモリ(
VC-590
基板 
IC8101
)を点検する。
異常がない場合は,CPU(VC-590基板 IC7501)を点検
する。
注意:  Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「DESTINATION DATA WRITE」を参照してください。
The changed portions from
Ver. 1.0 are shown in blue.
Ver. 1.1 2010.02
Page of 27
Display

Click on the first or last page to see other HDR-XR150 / HDR-XR150E / HDR-XR155E (serv.man2) service manuals if exist.