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5-6
SAL70200G2 (2.8/70-200 G SSM Ⅱ) (70-200mm F2.8 G SSM II)
5-3-1. 光軸の確認
1)
フランジバック測定器に被検レンズを取り付け,
1000 mm
コリメータを設置する。
1000 mmコリメータ
被検レンズ
Fig.
5-3-3
2)
被検レンズのフォーカスリングを ∞(無限遠)指標または∞(無限遠)側の当たり に設定して顕微鏡を覗き,チャート像が中央に見える
ように光軸を合わせる。
ように光軸を合わせる。
3)
顕微鏡を覗きながらフランジバック測定器のノブを回転させ,ピントが合う位置で止める。
また,同時に光軸の見え方を確認する(
Fig. 5-3-4
参照)。
注意
:
図は一例を示しています。実際のチャートの見え方とは異なる場合があります。
最良の状態
センターブレおよびアス
フランジバック測定器のダイヤルを回して
ピント合わせを行うと,チャート像がずれる。
Fig.
5-3-4
4)
下記手順
(1)
∼
(6)
を行い,
AS
値および
CB
値が規格値以内かどうかを確認する。
注意
:
規格値が「
CB
」のみの場合は,手順(1)∼(3)は必要ありません。
AS:
リングチャートにピントをあわせた時,リングチャート像のフレアーが十字方向に分かれて見える現象。
(Fig. 5-3-5 (a))
(1)
チャート端の二点
(
ほぼ対称の位置
)
におけるフレアーが最も少なくなる位置(
Fig. 5-3-5 (b)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲー
ジの値を読み取る。
<A>
(2)
上記
(1)
の位置に対して
90
°位相をずらしたチャート端の二点におけるフレアーが最も少なくなる位置(
Fig. 5-3-5 (c)
矢印)でダイヤ
ルを止めて,ダイヤルゲージの値を読み取る。
<B>
(3) AS
値を算出(
<A>
と
<B>
の差分絶対値)し,規格値以内かどうかを確認する。
AS
値
= <A> - <B>
CB:
リングチャートにピントをあわせた時,リングチャート像の一方向のフレアーが大きく尾を引いて見える現象。
(Fig. 5-3-5 (d))
(4)
最大フレアー側のチャート端で最もピントが合う位置(
Fig. 5-3-5 (e)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲージの値を読み取る。
<C>
(5)
最大フレアーと
180
°反対側のチャート端で最もピントが合う位置(
Fig. 5-3-5 (f)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲージの値を
読み取る。
<D>
(6) CB
値を算出(
<C>
と
<D>
の差分絶対値)し,規格値以内かどうかを確認する。
CB
値
= <C> - <D>
(1)
(1)
(2)
(2)
(5)
(4)
AS
E
D
F
H
G
I
CB
Fig.
5-3-5
規格値
WIDE
端
TELE
端
CB
(センターブレ)
0.07 mm
以下
0.1 mm
以下
AS
(アス)
0.07 mm
以下
0.07 mm
以下
Table
5-3-1
5) CB
と
AS
の規格値を満足していない場合は,
「
5-3-2.
光軸の調整」を行う。
6)
規格値を満足している場合は,
「
5-5.
像点移動量(焦点距離)/フランジバック(
f F
)の確認/調整」を行う。
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