Read Sony SAL500F40G Service Manual online
4-6
SAL500F40G (4/500 G SSM) (500mm F4 G SSM)
2.
投影解像力の確認方法
1)
被検レンズのフォーカスリングを回して,スクリーン上の中心投影像
(y = 0)
が出来るだけ細かな線まで鮮明に見えるようにピントを合わせ
る。
2)
中心投影像
(y = 0)
の投影解像力本数(最高解像力)の数値(投影解像力本数)を読み取る。
数値は解像力本数
S像
M像
Fig.
4-3-3
3)
スクリーン上の
y = 9
または
y = 12
または
y = 15
または
y = 18
を見ながらレンズ投影器のマウント回転板を回転させ,投影解像力が最も悪い(
低い)ところで止める。
サジタル
(S)
像,およびメリジオナル
(M)
像(
3
本の線)の明暗が確認可能な最も細かな線(解像限界)の数値(投影解像力本数)を読み
取る。
注意
注意
:
解像限界確認時は,偽解像に注意してください。
偽解像とは,解像力を越えた細かな線があたかも解像しているかのように黒/白の条線として見える現象です。
この場合,
Fig. 4-3-4
のように
3
本の条線の白黒が反転して
2
本または
4
本に見えることがありますので,解像限界と混同しないように注意してくださ
い。
正常
偽解像
Fig.
4-3-4
4)
被検レンズの焦点距離および投影距離を変更し(ズームの場合),各焦点/投影距離で
S
像および
M
像の投影解像力本数が
Table 4-3-1
の
規格値を満足していることを確認する。
規格値
焦点距離
f
(mm)
投影距離
(m)
投影解像力本数
(
本
/mm)
中心
(y = 0)
周辺
(y = 15)
周辺
(y = 18)
S
M
S
M
500
15.00
100
以上
63
以上
63
以上
63
以上
50
以上
Table
4-3-1
注意:
規格値を満足しない場合、各
HQ
へ問合せ光学系修理依頼を行う。
4-4.
フランジバック
(f F)
確認
使用機器(専用機器のみ記載)
•
フランジバック測定器
• A
マウントアタッチメント
•
フランジバックゲージ
(43.50 mm)
1.
準備
1)
測定器を
Fig. 4-4-1
のように設定する。
レンズ
測定器
三脚
Fig.
4-4-1
2)
フランジバック測定器の視度調節リングを回し,接眼レンズ内の十字線または目盛りがはっきりと見えるように調節する。
3)
フランジバックゲージ
(43.50 mm)
を
A
マウントアタッチメントに密着させ,保持する。
4)
フランジバック測定器のノブを回転させて,フランジバックゲージ
(43.50 mm)
の細かい線にピントを合わせる。
注意
:
必ず
Fig. 4-4-2
の矢印方向にピント合わせを行ってください。
ノブ
中心付近の細かい線にピントを合わせる
ピント合わせ方向
Fig.
4-4-2
5)
ダイヤルゲージの目盛りリングを回して,ダイヤルゲージの指針を
0
に合わせる。
注意
:
この位置がフランジバック値
(f F) = 43.50 mm
となります。
短針の位置を記憶しておいてください。
Click on the first or last page to see other SAL500F40G service manuals if exist.