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5-6
SAL300F28G2 (2.8/300 G SSM
Ⅱ) (300mm F2.8 G SSM Ⅱ)
5-4.
光軸/フランジバック
(f F)
の確認/調整
フランジバック
(f F)
測定器の設定
使用機器
•
1000 mm
コリメータ
•
フランジバック測定器
• A
マウントアタッチメント
•
フランジバックゲージ(
43.50 mm
)
•
ボンド
(B-10)
1.
準備
1)
測定器を
Fig. 5-4-1
のように設定する。
フランジバックゲージ(43.50 mm)
Aマウントアタッチメント
対物レンズ(10x)
ダイヤルゲージ
(最小目盛り: 0.01 mm)
目盛りリング
接眼レンズ(7x)
視度調節リング
Fig.
5-4-1
2)
フランジバック測定器の視度調節リングを回し,接眼レンズ内の十字線または目盛りがはっきりと見えるように調節する。
3)
フランジバックゲージ
(43.50 mm)
を
A
マウントアタッチメントに密着させ,保持する。
4)
フランジバック測定器のノブを回転させて,フランジバックゲージ
(43.50 mm)
の細かい線にピントを合わせる。
注意
:
必ず
Fig. 5-4-2
の矢印方向にピント合わせを行ってください。
ノブ
中心付近の細かい線にピントを合わせる
ピント合わせ方向
Fig.
5-4-2
5)
ダイヤルゲージの目盛りリングを回して,ダイヤルゲージの指針を
0
に合わせる。
注意
:
この位置がフランジバック値
(f F) = 43.50 mm
となります。
短針の位置を記憶しておいてください。
5-4-1. 光軸の確認/調整
1.
光軸の確認
1)
フランジバック測定器に被検レンズを取り付け,
1000 mm
コリメータを設置する。
1000 mmコリメータ
被検レンズ
Fig.
5-4-3
2)
被検レンズのフォーカスリングを ∞(無限遠)指標または∞(無限遠)側の当たり に設定して顕微鏡を覗き,チャート像が中央に見えるよ
うに光軸を合わせる。
うに光軸を合わせる。
3)
顕微鏡を覗きながらフランジバック測定器のノブを回転させ,ピントが合う位置で止める。
また,同時に光軸の見え方を確認する(
Fig. 5-4-4
参照)。
注意
:
図は一例を示しています。実際のチャートの見え方とは異なる場合があります。
最良の状態
センターブレおよびアス
フランジバック測定器のダイヤルを回して
ピント合わせを行うと,チャート像がずれる。
Fig.
5-4-4
4)
下記手順
(1)
∼
(6)
を行い,
AS
値および
CB
値が規格値以内かどうかを確認する。
注意
:
規格値が「
CB
」のみの場合は,手順(1)∼(3)は必要ありません。
AS:
リングチャートにピントをあわせた時,リングチャート像のフレアーが十字方向に分かれて見える現象。
(Fig. 5-4-5 (a))
(1)
チャート端の二点
(
ほぼ対称の位置
)
におけるフレアーが最も少なくなる位置(
Fig. 5-4-5 (b)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲー
ジの値を読み取る。
<A>
(2)
上記
(1)
の位置に対して
90
°位相をずらしたチャート端の二点におけるフレアーが最も少なくなる位置(
Fig. 5-4-5 (c)
矢印)でダイヤ
ルを止めて,ダイヤルゲージの値を読み取る。
<B>
(3) AS
値を算出(
<A>
と
<B>
の差分絶対値)し,規格値以内かどうかを確認する。
AS
値
= <A> - <B>
CB:
リングチャートにピントをあわせた時,リングチャート像の一方向のフレアーが大きく尾を引いて見える現象。
(Fig. 5-4-5 (d))
(4)
最大フレアー側のチャート端で最もピントが合う位置(
Fig. 5-4-5 (e)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲージの値を読み取る。
<C>
(5)
最大フレアーと
180
°反対側のチャート端で最もピントが合う位置(
Fig. 5-4-5 (f)
矢印
)
でダイヤルを止めて,ダイヤルゲージの値を
読み取る。
<D>
(6) CB
値を算出(
<C>
と
<D>
の差分絶対値)し,規格値以内かどうかを確認する。
CB
値
= <C> - <D>
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