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SAL2875 (2.8/28-75 SAM) (28-75mm F2.8 SAM)
4-7
2)
被検レンズをレンズ投影器に取り付け,使用機器を
Fig. 4-4-2
のように設定する。
3)
レンズ投影器のファンスイッチを
ON
にした後で,ランプスイッチを
ON
にする。
投影距離
レンズ投影器
チャート
ファンスイッチ
ランプスイッチ
平面ミラー
スクリーン
Aマウントアタッチメント
被検レンズ
F
L
Fig.
4-4-2
4)
被検レンズのフォーカスリングを回して,スクリーン上の中心投影像
(y = 0)
がはっきりと見えるようにピントを合わせる。
5)
スクリーン上の中心投影像
(y = 0)
に平面ミラーを重ね合わせ,反射光が被検レンズの中心を照らすようにレンズ投影器の位置を
調節する。
2.
投影解像力の確認方法
1)
被検レンズのフォーカスリングを回して,スクリーン上の中心投影像
(y = 0)
が出来るだけ細かな線まで鮮明に見えるようにピント
を合わせる。
2)
中心投影像
(y = 0)
の投影解像力本数(最高解像力)の数値(投影解像力本数)を読み取る。
数値は解像力本数
S像
M像
Fig.
4-4-3
3)
スクリーン上の
y = 9
または
y = 12
または
y = 15
または
y = 18
を見ながらレンズ投影器のマウント回転板を回転させ,投影解像力が
最も悪い(低い)ところで止める。
サジタル
(S)
像,およびメリジオナル
(M)
像(
3
本の線)の明暗が確認可能な最も細かな線(解像限界)の数値(投影解像力本
数)を読み取る。
注意
注意
:
解像限界確認時は,偽解像に注意してください。
偽解像とは,解像力を越えた細かな線があたかも解像しているかのように黒/白の条線として見える現象です。
この場合,
Fig. 4-4-4
のように
3
本の条線の白黒が反転して
2
本または
4
本に見えることがありますので,解像限界と混同しないように注意
してください。
正常
偽解像
Fig.
4-4-4
4)
被検レンズの焦点距離および投影距離を変更し(ズームの場合),各焦点/投影距離で
S
像および
M
像の投影解像力本数が
Table 4-4-1
の規格値を満足していることを確認する。
規格値
焦点距離
f (mm)
投影距離
(m)
投影解像力本数
(
本
/mm)
中心
(y' = 0)
周辺
(y' = 15)
周辺
(y' = 18)
S
M
S
M
28
1.1
100
本以上
25
本以上
25
本以上
25
本以上
25
本以上
50
2.0
75
3.0
Table
4-4-1
5)
投影解像力を確認して,規格を満足していない場合は,「
4-4-2.
投影解像力の調整」を行う。
4-4-2. 投影解像力の調整
注意
:
投影解像力を確認し,規格値を満足していない場合には投影解像力調整を行ってください。
1. WIDE
端
(28 mm)
での投影解像力を確認し,片ボケ
(
前ピン,後ピン
)
を確認する。
2.
後遮光筒を取り外す。
3.
ズームを
TELE
の方向に移動させ,指示のセムスネジを若干緩める。
注意
:
4
群組立に接着されているボンドを除去してください。
ボンドが除去できない場合は
4
群組立を交換してから調整して下さい。
4.
後ピンから前ピン方向に
4
群組立を動かして,手順
3
で緩めたセムスネジを締め付ける。
後遮光筒
セムスねじ
セムスねじ
4群組立
4群組立
*3方向同じように塗布する
ボンド (B-110)
を塗布
(セムスねじ間)
ボンド (B-110)
を塗布
(セムスねじの両脇)
Fig.4-4-5
5.
後遮光筒を取り付け,再度「
4-4-1.
投影解像力の確認」を行い,規格値を満足するまで手順
1
∼
4
を繰り返し調整する。
6.
調整後,
Fig.4-4-5
のようにボンド
(B-110)
を塗布する。
4-1-2.
調整手順
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