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4-6
SAL24F20Z (Distagon 2/24 ZA T * SSM) (Distagon T * 24mm F2 ZA SSM)
2.
投影解像力の確認方法
1)
被検レンズのフォーカスリングを回して,スクリーン上の中心投影像
(y = 0)
が出来るだけ細かな線まで鮮明に見えるようにピントを合わせ
る。
2)
中心投影像
(y = 0)
の投影解像力本数(最高解像力)の数値(投影解像力本数)を読み取る。
数値は解像力本数
S像
M像
Fig.
4-3-3
3)
スクリーン上の
y = 9
または
y = 12
または
y = 15
または
y = 18
を見ながらレンズ投影器のマウント回転板を回転させ,投影解像力が最も悪い(
低い)ところで止める。
サジタル
(S)
像,およびメリジオナル
(M)
像(
3
本の線)の明暗が確認可能な最も細かな線(解像限界)の数値(投影解像力本数)を読み
取る。
注意
注意
:
解像限界確認時は,偽解像に注意してください。
偽解像とは,解像力を越えた細かな線があたかも解像しているかのように黒/白の条線として見える現象です。
この場合,
Fig. 4-3-4
のように
3
本の条線の白黒が反転して
2
本または
4
本に見えることがありますので,解像限界と混同しないように注意してくださ
い。
正常
偽解像
Fig.
4-3-4
4)
被検レンズの焦点距離および投影距離を変更し(ズームの場合),各焦点/投影距離で
S
像および
M
像の投影解像力本数が
Table 4-3-1
の
規格値を満足していることを確認する。
規格値
:
焦点距離
f (mm)
投影距離
(m)
投影解像力本数
(
本/
mm)
中心
(y' = 0)
周辺
(y' = 15)
周辺
(y' = 18)
S
M
S
M
24
0.96
100
本以上
50
本以上
40
本以上
50
本以上
32
本以上
Table
4-3-1
5)
投影解像力を確認して規格を満足していない場合は、
「
4-3-2.
投影解像力の調整」を行う。
4-3-2. 投影解像力の調整
注意
:
投影解像力を確認し、規格を満足していない場合には投影解像力の調整を行ってください。
1.
調整方法
(
片ボケ調整
)
1)
投影解像力を確認し、片ボケ(前ピン、後ピン)を確認する。
2)
片ボケ方向により、以下のように調整する。
・前ピンの場合:前ピン側の前群調整ワッシャを減らす。
・後ピンの場合:後ピン側の前郡調整ワッシャを増やす。
前群調整ワッシャ
部品コード
厚み
t
(
mm
)
4-195-118-01
0.03
4-195-118-11
0.04
4-195-118-21
0.05
4-195-118-31
0.1
4-195-118-41
0.2
4-195-118-51
0.3
Table 4-3-2
Fig.
4-3-5
3)
投影解像力を確認する。
規格値を満足するまで手順
1)
∼
3)
を繰り返す。
4-1-2.
調整手順
4-4.
フランジバック
(f F)
の確認/調整
使用機器
1000 mm
コリメータ
フランジバック測定器
A
マウントアタッチメント
フランジバックゲージ
(43.50 mm)
4-4-1. フランジバック(f F)の確認
1.
準備
1)
測定器を
Fig. 4-4-1
のように設定する。
フランジバックゲージ(43.50 mm)
Aマウントアタッチメント
対物レンズ(10x)
ダイヤルゲージ
(最小目盛り: 0.01 mm)
目盛りリング
接眼レンズ(7x)
視度調節リング
Fig.
4-4-1
•
•
•
•
•
•
•
前群調整ワッシャ
前群調整ワッシャ
ねじ3本
前群調整ワッシャ
前群調整ワッシャ
前群調整ワッシャ
ねじ3本
前群調整ワッシャ
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