NEX-VG900, NEX-VG900E (serv.man2) - Sony Digital Camera Service Manual (repair manual). Page 8

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1-5
NEX-VG900/VG900E_L2
– JAPANESE –
1-1.  修理時の電源供給について
本機では,安定化電源(8.4Vdc)からバッテリ端子に電源を供給した場合,約10秒後にシャットオフし,動作しなくなります。
これを避けるため,下記の方法を用いてください。
方法:
ACアダプターを使用する。
1-2.   VC-1006 基板交換時の注意
基板交換時は,下記の点に注意してください。
仕向けデータ
補修用基板と交換する時,補修用基板に書かれている仕向けデータは元の設定と違っている場合があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「DESTINATION DATA WRITE」を実行させてください。
USBシリアルNo.
セットは,1台毎に異なる固有のID(USB Serial No.)を書き込んだ後,出荷されています。
新品の補修用基板には,このIDが書き込まれていないので,基板交換後にIDを入力する必要があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「USB SERIAL No. INPUT」を実行させてくだください。
イメージャー DRA データ
Adjust  manualのDATAタブにある,「Imager  DRA  Data  Reference」を使用して,VC基板を交換する前のセットからイメージャーデー
タを抽出してください。
VC基板の交換後,Adjust  manualのADJUSTタブにある,「Imager  DRA  Data  Input」を使用してVC基板を交換する前セットから抽出し
たデータをセットへ書き込んでください。
EVF WB調整値
本機ではEVF表示素子(LCD902)ごとのWB調整値がVC基板に書き込まれています。
このためLCD902またはVC基板を交換した場合には調整値の書き込みを行ってください。
プロダクトID
セットは,機種毎に異なる固有のID (プロダクト ID) を書き込んだ後,出荷されています。
新品の補修用基板には,このIDが書き込まれていないので,基板交換後にIDを入力する必要があります。
Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「 PRODUCT ID & USB SERIAL No. INPUT」を実行させてください。
プロダクトIDの設定について
新品の補修用基板にはプロダクト IDが設定されていません。
そのため補修用基板に交換すると,お客様がユーザー登録されているプロダクト IDと相違が出てしまう可能性があります。
補修用基板に交換した後は,Adjust StationからAdjust Manualを起動させて「 PRODUCT ID & USB SERIAL No. INPUT」を実行させてく
ださい。
1-3.  イメージャーユニット交換時の注意
このモデルではイメージャーユニットを交換する際に,下記の手順が必要です。
・  交換前のセットからイメージャーデータの抽出が可能である場合
  "1-2. VC-1006 基板交換時の注意" にある "イメージャー DRAデータ" の内容を参照してください。
・  交換前のセットからデータの抽出が不可能である場合
  VC基板とイメージャーユニットの両方を交換してください。
  また,イメージャーユニットを注文した際に添付されているCD-ROMよりデータをPCに取り込んでください。
  取り込んだデータを Adjust manual のADJUSTタブにある,「Imager DRA Data Input」を使用してセットへ書き込んでください。
  また調整の全項目が完了した後に,Adjust manual の SERVICE タブにある「Phase Detection AF Check」を実施してください。
1-4.   EVF表示素子(LCD902)またはVC-1006基板交換時の注意
本機ではEVF表示素子(LCD902)ごとのWB調整値がVC基板に書き込まれています。
このためLCD902またはVC基板を交換した場合には調整値の書き込みを行ってください。
調整値
1-A
1-A
LCD902交換時
1.  LCD902のラベルに印字されている調整値を確認し,控えておく。
2.  交換作業が完了したらAdjust manualを使用し,ADJUSTタブにある「EVF WB Adj.」を実行する。
VC基板交換時 (調整値を読み取り可能な場合)
1.  修理前のセットが起動し,Adjust  manualを使用し調整値を読み取ることが可能な場合は,DATAタブにある「ADJUSTMENT 
DATA BACKUP」を実行する。
2.  補修用VC基板に交換した後,抽出したデータをAdjust manualのDATAタブにある「ADJUSTMENT DATA BACKUP」を実行してセッ
トに書き込む。
VC基板交換時 (調整値を読み取り不可能な場合)
1.  修理前のセットから調整値を読み取り不可能場合は,セットを分解し,LCD902のラベルに印字されている調整値を控えておく。
2.  補修用VC基板に交換した後,Adjust manualを使用し,ADJUSTタブにある「EVF WB Adj.」を実行して,調整値を書き込む。
1-5.  Destination Data ファイルの追加について
Adjust manual に含まれる Destination Data ファイルが古い場合, 
「DESTINATION DATA WRITE」 が実行できないことがあります。
その場合は,下記の手順を参考にして, TISS ホームページより新しい Destination Data ファイル を入手してください。 
Note1:  この機種で仕向け設定を行うには,DSC-WX50シリーズの Adjust manual がインストールされている必要があります。
 
 
先に DSC-WX50 シリーズの Adjust manual をインストールしてください。
Note 2:  手順中の画像は実際と異なる場合があります。
1)  使用している Adjust manual の Destination Data ファイルが古い場合, Fig. 1 のようなウインドウが表示される。
 
[OK] ボタンをクリックする。 
 
 Fig. 
1
2)  Destination Data Write ウインドウが表示される。
 
Adjust manual の保持している Destination Data ファイル のバージョンを確認する。  
 
Destination Ver. ウインドウ
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